兵庫を代表する厄除けスポット。いえ、関西、日本を代表すると言っても過言ではないでしょう。
今回は兵庫県西宮市にある「門戸厄神東光寺(松泰山 東光寺)」に行ってきましたので、写真付きでレポートしていきたいと思います。
言葉で表現しにくいのですが、歴史ある場所はやはり、相応の価値と重みがありますね。
かなり長文の記事となってますので、お時間の無い方は”目次”から見たい場所に飛んでくださいね!
目次
日本三大厄神の一つ「門戸厄神東光寺」を写真付き徹底レポート!
まずは、「門戸厄神東光寺」は一体どんな存在なのかを簡単におさらいしましょう!
「日本三大厄神」の一つ。
日本三大厄神と言われるのは門戸厄神東光寺、石清水八幡宮、天野明神の三つ。
嵯峨天皇より祈願を命じられた空海(弘法大師)によって作られた、厄神明王像(両頭愛染明王像)がその3か所に置かれていた。
その3か所の中でも厄神明王像が現存するのは門戸厄神東光寺のみとなっている。
誰もがご存知であろう空海、また嵯峨天皇の話だったり、門戸厄神に関する詳しい話はもっとあるのですが、そこまで説明するとそれだけで1つの記事になってしまいそうなので、割愛しております。あらゆる災厄を打ち払うという厄神明王が現存する日本唯一の場所と覚えて頂ければと思います。
一般的に厄払いの期間は新年から節分の間とされていますが、門戸厄神では一年を通じて厄払いを受けることが出来るのです。
駅から門戸厄神東光寺までのアクセス方法
と言う事で、やってきました阪急門戸厄神駅。その名の通り、阪急門戸厄神駅が「門戸厄神東光寺」への最寄り駅となります。
大体ここから15分くらい歩くことになります。(最後は坂になるので、もう少しかかる方もいるかも…)
駅から歩かれる方の道順は以下のようなイメージです。
タクシーでも恐らくワンメーターで行ける距離ですので、ご高齢の方や迷うのが心配と言う方はタクシーを利用するのも有りです。
歩を進めること約10分。この坂を登ると駐輪場や駐車場もあります。上記の写真の坂を登らずに右折し(やくじんさん筋を北上)、一本目の左に曲がれるところを曲がり、道なりに坂を登ると表門にスムーズに出ます。
駐輪場や駐車場の様子も見たかったので、この坂を私は登りました。
詳しい駐車場情報は後述していますが、結構な数の駐車スペースがございます。
さて、坂を登りきると入口が出てきますが、こちらは裏門。
表門は右手奥になります。
表札通りに表に回り、いざ、門戸厄神東光寺へ。
「男厄坂四十二段」
「男厄坂42」
漢数字を数字に直してみると、どこかのアイドルグループで聞いたことあるような。
さぁ、勇ましい名前の階段を上がると表門になります。
威風堂々とはこのことですね。早速、出で立ちに圧倒されます。
喫煙所は表門左手にございますので、愛煙家の皆さんはこちらへ。
それでは、少し境内を覗いてみましょう。
私は平日に訪れたのですが、境内はとても静か。鳥のさえずりや風の音くらいしかなく、心が洗われる空間です。
先ほど男厄坂をご紹介しましたが、写真内赤色の中楼門大提灯に向かう階段が女厄坂となっています。女性の方は33段となっています。
引用元 門戸厄神東光寺公式サイト
ご立派な提灯ですね。
この中楼門を抜けると、厄神明王がお祀りされている厄神堂とご対面です。
門をくぐる度に、より神聖な空間に自分は踏み込んでいるんだなと言う感覚がございました。とりわけ寺社巡りが好きと言う訳でもなく、ごくごく一般的な頻度でこのような場所に足を運ぶ私ですが、他の寺社とは”何かが違う”と感じました。
門戸厄神東光寺の「年中行事・月行事・毎日の行事」
ざっと門戸厄神東光寺の行事をまとめました。
年中行事
- 1月1日 新年祈祷会
- 1月18・19日 厄除大祭
- 2月3日 星祭(節分)
- 4月13日 十三詣
- 4月19日 春季厄除祭
- 8月19日 夏季厄除祭
- 10月19日 秋季厄除祭
- 11月15日 七五三詣
- 11月19日 人形供養
- 12月19日 納厄神(おさめやくじん)
- 星祭開白 冬至
月間行事(月例祭)
- 毎月19日 厄除例祭
- 毎月7日 愛染例祭
- 毎月8日 薬師例祭
- 毎月21日 法師大師例祭
- 甲子の日 大黒天例祭
毎日の行事
- 特別祈祷
- 自動車交通安全祈祷
- 初宮参り
- 水子供養
1月に行われる厄除大祭は周辺の交通網も規制され、出店も沢山立ち並び、数十万人が訪れる大型イベントとなっています。1年で最も門戸厄神東光寺が盛り上がる日と言っても過言では有りませんので、是非ご興味のある方はご参加されてみてはいかがでしょうか。
門戸厄神東光寺の醍醐味「厄除け」は年中行われている!
冒頭でも紹介しましたが、一般的な厄除けは新年から節分の間とされていますが、門戸厄神では一年を通じて厄払いを受けることが可能です。
厄除けの祈祷料金は?
厄除けの祈祷料金はこちらです。
- 特別祈祷(個人) 1万円
- 普通祈祷(個人) 5千円
- 特別祈祷(団体) 3万円
- 特別交通安全祈願(1台) 1万円
- 交通安全祈願(1台) 5千円
門戸厄神東光寺の厄除けが行われている時間は?予約は必要なの?
厄除けの御祈祷は毎日10時~16時の間で1時間に1回行われています。(受付は9時~)
公式サイトを覗くと、門戸厄神では予約は承っておらず、直接寺社に行って申込を行ってくださいとのことです。
門戸厄神東光寺の厄除けお守りをゲット!
せっかくなので、「金欄身代わり御守」500円を購入。
女の子みたいな撮り方してますが、親指でメンズってことがバレバレですね。
門戸厄神では、お守りやお札が毎日9:00~16:00の間、社務所で販売されています。(営業時間は記事執筆時点)
門戸厄神では人形供養も行われている。
人形供養は毎年3月から11月19日の10時~16時まで行っています。11月20日から3月までは受付を行っていないのでご注意ください。
門戸厄神東光寺の駐車場は?無料の専用パーキング有
門戸厄神の駐車場MAPは公式サイトにも掲載されていませんので、周辺を回遊し、私が確認できた駐車場を以下の地図(自作)で示しています。
水色が門戸厄神東光寺で紅色が専用(無料)駐車場です。
※特に1月2月は、車でのお越しはできるだけご遠慮ください。なお、1月17、18、19日は厄除大祭のため周辺道路は交通規制がなされ、同時に寺院無料駐車場は全面的に使用できませんので、ご了承ください。
引用元 門戸厄神東光寺公式サイト
門戸厄神の公式サイトにも以上のように注意書きがございました。実際に初詣の時期と、1月17、18、19日は厄除大祭はえげつないくらい混雑します。過去にこの辺でピザのデリバリーをしていましたので、今でもあの混雑ぶりは忘れません。
最寄り駐車場
最も門戸厄神東光寺に近いであろう駐車場は、冒頭でも紹介しましたが、下の写真の坂を登ったところになります。
2~3か所、専用駐車場が用意されており、平日昼間ですと御覧の通り、混雑もしておりません。
駐輪場もこのエリアにありますので、自転車の方はこちらをご利用下さい。
南側の駐車場
続いて、駐車場MAPの南側に位置する駐車場は、道路を挟んで両側に専用駐車場があります。
住所:〒662-0824 兵庫県西宮市門戸東町2−28(GoogleMAP)
結構な駐車スペースがあります。
北側の駐車場
最後は駐車場MAP北側駐車場です。
住所:〒662-0828 兵庫県西宮市門戸西町10−50(GoogleMAP)
こちらも結構な駐車スペースがございます。平日ですと、1台も止まっていません。
こちらに止められた方は、坂を道なりに登り、左手に以下の写真のような抜け道が出てきますので、そこを進むとすぐ門戸厄神東光寺になります。
帰り道にある「鈴屋雅遊庵 厄除けまんじゅう」もお土産にオススメ
1個140円から厄除けまんじゅうが販売されています。「一週間くらい持ちますので~」と店員さんが優しく説明してくれました。
6個入りを買ったのですが、前厄を迎える友人にプレゼントしてしまい、食べれていません…。ライターとして面目ないです。どうだったか感想聞いておきます。(笑)
- 営業時間
- 9:00~17:00
- 住所
- 兵庫県西宮市門戸東町7-44(Google MAP)
- 電話番号
- 0798-53-0206
※店舗情報は記事執筆時点の情報です。
見どころまだまだ。あとは現地に行って体感してください。
門戸厄神東光寺をご紹介させて頂きましたが、いかがだったでしょうか。
延命や、病気平癒(全快)のご利益を頂ける延命魂(根)だったり、まだまだお伝えしたい見どころが沢山あるのですが、あとは是非とも現地に行って楽しんでもらえればと思います。
個人的には、改めて素晴らしい場所だなと。厄がどうだとかあまり気にしないタイプではありますが、そんな私でも歴史ある空間にはやはり、相応の価値・重みがあるとつくづく感じました。
心が洗われた一日となりました。是非皆さんも一度足をお運びになってみてはいかがでしょうか。
- 住所
- 〒662-0828 兵庫県西宮市門戸西町2−26(Google MAP)
- 駐車場
- 有
- 電話番号
- 0798-51-0268
- 公式サイト
- 門戸厄神東光寺公式サイト
※情報は記事執筆時点の情報です。